ペットボトルロケットの打ち上げ体験
今年の自由研究は「ペットボトルロケット」に挑戦することにした。インターネットや図書館で作り方を調べ、材料をそろえた。必要なのは炭酸飲料のペットボトル、ノズル、空気入れ、そして羽根の部分をつけるための厚紙やテープだ。父と一緒に工作を始めると、意外と細かい調整が必要で、単なる工作というより実験のように感じられた。完成したロケットを庭で試すと、水を三分の一ほど入れてから空気を送り込み、勢いよくレバーを引くと「シュッ」と音を立てて空に飛んでいった。思った以上に高く上がり、見ていた母や弟も歓声を上げた。失敗もあった。空気が足りないとすぐに落ちたり、水が多すぎると勢いが出なかったりした。何度も試行錯誤するうちに、ちょうど良い水の量と空気圧を見つけられたときの喜びは大きかった。打ち上げのデータを記録し、グラフにまとめると、条件によって飛距離や高さが大きく変わることが分かり、まるで科学者になったような気分だった。夏休みが終わっても、このロケットはまた遊び道具として活躍しそうだ。